早稲田大学攻略法
早稲田文系学部共通 英語対策
1.全ての知識の完成度が非常に高いものを要求される
早稲田、慶応、上智などの最難関私立大学は、他の大学と比べてもすべての問題において難易度が高い。
知識としては基礎のものであっても、文自体の難易度が高い文法問題や、英文の要約などをはじめ、できたつもり、やったつもりの勉強では一見点数をとれていても合格点には決して届かないように問題が作られている。
受験生の多くが過去問に挑んだ際に、解説や答えをざっと見てなんとなく自分でもできそうと思うことは少なくないが、実際に自力で初見の問題で対応することは非常に難しい。
まず、これらの入試問題に対応するためには今までの参考書を早稲田に要求されるレベルで完成させる必要がある。
単語や文法をとっても派生語や複数の意味を正確に覚えたり、文法の出題が正誤問題などの難問形式に代わっても対応できるように仕上げておく必要がある。
過去問に挑みながらすべての知識を積み直し、より高いレベルで完成させていこう。
2.設問の答えを出すために必要な読解の難易度が上がる
今までと同じ読み方をしているのに、全然点数にならない、そもそも答えが選べないといったことが起こる受験生は少なくない。
これは、早稲田の長文の選択肢が非常に細かく、今まで訳せれば解けていたような問題でも訳したうえでしっかり考えて答えを出すということが要求されるためである。
このレベルの読解は過去問や同様のレベルで演習を積み、どこまで考えればよいのか、どういった基準で答えが出るのかを知る必要がある。
解いた後答えを見て分かったつもりになるのではなく、「自力で答えを出す」ためにどうしたらよいのかを学習していこう。
3.志望学部以外の学部にも触れ、早稲田の問題に触れる機会を増やそう。
第一志望の問題よりも難易度が高い学部まではやらなくてもよいが、同じ程度の学部の問題は触れておくことをすすめる。
早稲田の英語は学部ごとに分野別でこなさなければ対策などは異なっているため、学部ごとにそれぞれやることは異なるが、それでも聞かれていることの基準は一致している点が多く、できるだけ多くの問題に触れることが望ましい。
早稲田大学政治経済学部の基本情報
試験時間60分 配点70/230
大問の構成(2014年度参考)
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
選択・記述形式の併用による解答が大半で、その割合もおおよそ1:1となっており、受験生にとっては、比較的解答のしやすい構成となっている。
09年以降は、標準的な設問の割合が増え、受験生が取り組みやすい内容となっている。また、時事問題の出題ウエイトが高く、大問の中に時事的知識を必要とする設問が部分的に組み込まれるというパターンが多い。近年は身近なテーマを中心とした出題が目立ち、早稲田大学の他学部と同様に、時事問題を出題する傾向は今後一層強まると考えられる。
政治分野の出題に関しては、憲法の知識はもちろん必須であるが、憲法を直接問うのではなく、他の分野と関連させた設問もありうる。いずれにせよ、日本国憲法の前文や主要条文は完全にマスターしておくことが必要である。大日本国帝国憲法(明治憲法)との比較が重要である。明治期における日本の政治の特徴やヨーロッパから導入した政治思想、早稲田大学創立者の大隈重信を中心にした政党や思想家などにも注意を要する。
社会契約論を中心としてその前後の主要な政治思想、および民主政治の発展の歴史条件などについても正確で総合的な理解が要求される。特に政治思想史は、かなり高度な知識が求められた年度もあった。
さらに必須といえるのは、主要国の統治機構に関する細かい知識である。アメリカ・イギリス・フランス・ドイツなどの統治機構に関する細かい問題が出題されたこともあり、マークすべきである。選挙制度に関する問題もよく出題されるのできちんと整理しておこう。さらに、近年では、世界の政治の流れが急速に変化していることから、時事問題への関心の有無も問われている。したがって、新聞を毎日読む週間も必要である。日頃から新聞に目を通しているか否かで、知識量が大きく違ってくる。毎日10分間でも新聞を読む週間をつけてもらいたい。
経済理論の問題は、市場機構(ミクロ経済学)に関するものとマクロ経済学に関する出題の2種類が代表的である。かつては基本用語を空欄に入れる形式の問題が頻出だったが、近年は、現実の経済現象と経済理論を結びつけて、経済的な思考力を問う問題も見られる。日本経済に関しては、第二次世界大戦後の経済史も出題されるが、時事的な問題の理論的側面の理解も要求される。また、日本の経済成長の要因とそこから派生する問題に関する出題も頻出である。
早稲田大学法学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点40/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
配点40に対応して、大問が4、解答数が40前後というパターンが定着している。出題方式は、選択式・記述式・論述式というスタンダードな出題形式である。
内容は、教科書レベルの基本事項を問う問題を中心に、政治経済の広い範囲からバランスよく出題されている。
早稲田大学の法学部といえば、私立大学の最難関学部のひとつであり、レベルの高い難問の出題もされてきたが、近年は易化し、基本的知識を問う問題は落とせないと思ってもらいたい。また、受験生の思考力や文章力を試す問題が増えているので、過去問の演習などにより、問題の傾向をつかむことが大切である。
一問一問の配点は、40点に対して40問なので、難問もそうでない問題もたいして変わらない可能性があるので、解答の際には、時間のかかる難問は後に回して、まずは基本問題を着実に解き、得点に結びつけるべきである。
出題の特徴として、政治分野からの出題が多い傾向にあるが、経済分野中心の場合もあるので、注意しなければいけない。また「現代社会」で学習するような社会学的なテーマを題材にして出題されることがある。
そして、最も特徴的なのが、論述問題がほぼ毎年出題されているということである。これは、政治・経済の理論の理解力や読解力があるか、問題点を見つける思考力があるか問うタイプのものが多い。
これに通じる設問がすくなくないのも特徴の一つである。教科書レベルの知識を問う基本問題のほか、柔軟な応用力や論理的な思考力を問う設問が増えている。また、近年の時事的な動向を踏まえた設問が少なくなく、社会的出来事について広く出題されている。過去問の演習などで、その傾向になれていないと得点する事が難しいので、要注意である。
早稲田大学教育学部文科系政治経済の基本情報
試験時間60分、配点50/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
近年の出題は、語句や国名を選択させる問題が中心となっており、文章を選択させる問題が少ない上、論述形式の問題が出題されていないため、60分の試験時間内に十分解答出来るものと考えられる。
設問の出題形式は、例年、記述式の空欄補充問題が中心である。例年、政治・経済の各分野からバランスよく出題されており、13年度も政治分野が2題、経済分野が2題であった。近年の出題の内容上の特徴を見ると、やや難解な語句、現代史の理解が必要な内容、時事的な設問などもいくつか見受けられたが、全体としては基本事項に関する設問が中心である。
政治分野では、日本国憲法の正確な理解を問う問題や、重要な歴史的文書に関する出題が近年は少なくなかったが、同時多発テロ以降時事的な出題が増えている。時事的な関心の有無によって得点の差がつく問題であった。
経済分野では、経済理論からの出題が多い。毎年コンスタントに出題されている。また、国際経済からの出題も少なくなく、経済分野の正確な理解が求められている。先に述べたように、日本史・世界史の近現代史に近い細かな知識が出題されることもある。20世紀前半の経済史についての知識を問うている。
早稲田大学の他学部と同様、時事的知識も頻繁に問われている。近年の日本と世界の政治の動向が出題され、日本の政治に重点を写しながらもこの傾向は継続している。従来の出題をみると、国際政治に関する難問が多い。その他の分野では、標準的なレベルの出題が少なくないが、時事的知識が多く出題されるため、難易度の高い設問もある。
早稲田大学商学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点60/200
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
通常は大問4問の構成で設問総数は60前後。一問一答形式の設問がほとんどで、かなり要領よく解かないと時間不足になる可能性がある。日頃から数多くの問題演習をこなして、解答時間の関する訓練が必要である。
出題パターンとしては、私立大の入試もんだいとしては。ごくオーソドックスな形式で、これからも大きく変わる事はないだろう。
出題の特徴としては、「誰にでも解けるような問題」と「誰にも解けそうもない問題」の両方が含まれ、設問によって難易度の幅がきわめて大きい。過去の問題をみると、空欄補充形式の設問は難易度が低く、五肢択一形式の選択問題の設問は難易度が高いという傾向がはっきり分かる。
出題範囲は、多岐にわたり、政治・経済で学習すべきすべての範囲を満遍なく網羅しているといえる。特徴として、毎年時事的な内容を含む問題が出題されている点である。時事的な要素を絡めた出題を好むのは早稲田大学全体に言える事だが、このような知識は一般の教科書・参考書からの学習だけでは獲得することは難しく、日頃から時事問題に関心を持つことを意識してほしい。
早稲田大学社会科学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点40/130
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
大問4問、設問総数40問というのが基本パターンである。60分の試験時間内で無理なく解ける問題量である。全問が選択(マーク)式になった。
2009年度以前も含め、本学部の問題は標準レベルの設問が中心となっているが、設問によって難易度に差があり、ほとんどの受験生が解けそうな教科書レベルの設問が多く出される一方、多くの受験生が学んでいないであろう高度な知識を要求する問題も毎年出題されている。また、正解を一つに限定出来ない問題や、選択肢を2つ選ぶべきところ、該当する選択肢が一つしかない問題が毎年のように見られる。2000年度以降の大問4問の構成は、政治分野を中心にしながら経済分野の設問を取り込んだ問題も見られ、政経の履修範囲からほぼ満遍なく出題されており、このうち国際分野(国際政治、国際経済)は毎年のように出題されている。
特徴として、第一に、最近の時事的動向を踏まえた問題がよく出題されている。これは早稲田大学の他学部にも共通する傾向である。第二に、最新の統計データを問う問題が頻出である。第三に、政治。経済の出来事の年代把握を問う問題が目立つ。この他にも年代的な知識を求める問題がよく出されている。
教科書、参考書をしっかり学習し、内容を確実にマスターすることが大切である。本学部の問題は、基本〜標準レベルの知識を習得していれば解ける問題が大半であり、そのような問題でいかに着実に得点を重ねるかが合格のポイントになる。
時事問題についても十分な対策を講じる必要がある。これについては、日頃から新聞を読む習慣をつけ、社会の動向に問題意識を持つことが大切である。
早稲田大学人間科学部日本史の基本情報
試験時間60分、配点50/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
全問マークシート方式。
政治分野としては地方自治の分野でかなり細かい知識が問われるものも見られた。こうした分野以外では、憲法問題や各国の政治機構の比較などについて出題が予想されるので、十分な対策が必要である。地理的な知識が必要とされるものも多い。さらに、国際組織の本部所在地や地域的な経済組織の加盟国などについてもよく出題されている。
経済分野では、高校の学習範囲を超える出題も見られる。経済分野では、かなり細かな専門用語や人名などが出題されているのが特徴的である。
さらに、労働。社会保障など国民福祉に関する問題では現代の関連法規の内容はもとより、非正規雇用などの労働問題、少子化高齢化の現状とその対策なども取り上げられている。
それでも他大学と比較すれば、総合的には「やや難」のレベルと思われる。教科書レベルの基礎的な知識を確実に身につけるだけでなく、日頃からのテーマを決めた主体的な学習姿勢が問われる。
早稲田文系学部共通 国語対策
早稲田大学政治経済学部国語の基本情報
試験時間筆記90分、配点70/230
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.古漢融合文2.現代文(随筆文)3.現代文(評論文)
傾向
読解の難易度が高いのはもちろんだが、知識系の問題も多く、対策をしておかないと細かい失点を犯しやすい問題構成となっている。読解力の向上に関しては、他学部の問題も解いて早稲田の読解に慣れることを徹底しておきたい。総合力を要求されるので、一つ一つのことに手を抜かず、基礎からしっかり積み上げていこう。
現代文は、漢字や語句、文学史などでそれぞれ出題があり、一つ一つは小さくともすべて落とすと非常に大きい。それほど難易度が高いわけではないが、何もせずに取れるわけではないので、対策に時間はしっかり割いておこう。読解に関しては、選択も記述もあり、どちらもできるだけ正解しておきたい問題である。設問そのものの難易度は、ここまでの参考書を確実にこなし、過去問で練習を積んだ上で読めば素直に解ける問題が多く、時間配分とケアレスミスに注意しておきたい。
古文漢文は融合問題で、両方の文章は関連ある内容となっている。文章の難易度に関しては難しいものもあるが、古文漢文のどちらもが読めないほどの難易度ということはない。どちらの情報ももう片方にも利用し、2つあわせての理解を深めていきたい。
文法、単語、和歌、文学史など読解だけでなく、やらなければいけないものが多い。知識問題に関しては、知らないと解けない問題も多く、時間をかけて対策しても捨て問になってしまう問題はありうる。どうしても解けない問題もあるので、あまりこだわりすぎず、自分が解ける問題を確実に取れるようにしておこう。古文と漢文の融合であるため、和歌や漢詩の知識が必要であることも少なくない。この時点で苦手意識がある場合には対策を早めにとっておこう。
早稲田大学法学部国語の基本情報
試験時間90分、配点80/200
大問の構成(2014年度参考)
1.古漢融合文2.現代文(評論文)3.現代文(評論文)
傾向
文章、設問、知識どれも難易度が非常に高い。できるだけ他学部の問題をこなしたうえで仕上げに対策をしておくとよい。文章自体が分からない場合には、現代文であれば「現代文キーワード読解」、古文であれば「読み解き古文単語」などで知っている文章を増やすことを心がけよう。どれだけ難しいかを知るということも非常に大事になるので、たとえ解けなくても過去問には早めに取り組み、何が必要かどうすれば解けるかを考え続け、挑み続けよう。
現代文は文章自体の難易度が高く、問題をこなした量が少ないと、読んでも意味が分からない可能性が高い。完全にテーマに対しての知識が不足しているという場合には、「現代文キーワード読解」や小論文の社会科学系の参考書などをよんでおくことも有効である。設問は非常に細かい選択肢問題があり、長い記述もある。文章の難易度が高いことは先にも述べたが、内容が分かるだけで解けるというわけでもないので、過去問を通して設問に対してどこまで考えれば解けるかを理解しておこう。
古文漢文の融合問題は知識の完成度の高さが大前提となる。文法、単語、和歌、文学史など読解だけでなく、やらなければいけないものが多い。古文と漢文の融合であるため、和歌や漢詩の知識が必要であることも少なくない。文章自体の難易度が高い分、知識で取れるところは重要なので、取れるようにしておこう。読解の設問に関しては、難易度が高いものの設問の傾向は一貫しているので、過去問のやりこみが重要となる。
早稲田大学教育学部国語の基本情報
試験時間90分、配点50/150
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(評論文)2.現代文(随筆)3.甲.古文乙.漢文
傾向
早稲田の国語の傾向が詰まった問題となっている。過去問は学部を問わずこなしておくことが望ましい。読解の選択肢が長いうえに紛らわしいものが多く、深みにはまると全てあっている、間違っているというような思考に陥る可能性がある。本文の内容から離れず、選択肢だけに意識を向けないように注意して読もう。
現代文は評論文と随筆が出題されており、それぞれの練習が必要である。設問同士の関連がある内容が多く、傍線中心の読解だけにならず、本文の主題を抑えつつ問題にあたる全体の流れを意識しておこう。他学部と比べると読解問題の設問の割合が高く、どこまで読めば答えを出せるかを知るうえで過去問の演習が有効である。選択肢が長く、似通っているものが多いため、答えを選ぶ基準を過去問を通して知っておかないと判断できないものが多い。判断に迷うと時間が足りなくなる可能性も高いので、時間内に解き終わることも心がけておこう。
古文と漢文は単語や文法などの知識の習得と正確な和訳が重要である。文法・句法さえしっかりできていれば読解を助けてくれることも多く、基礎力の完成度が点数に直結する。なんとなく読めるというだけでなく、正確に読めるように心がけよう。
早稲田大学商学部の基本情報
試験時間60分、配点60/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(評論文)
2.現漢融合問題
傾向
入試の時間が短いこともあり、文章自体はそれほど長くない問題が並ぶ。設問も時間がかかるものはそれほどないが、紛らわしいものが多いので、悩んで時間を使いすぐることがないように心がけたい。長さの割に文章に対しての設問の内容理解の要求が細かく、読み直しながら理解を深めていく必要がある。
現代文は、設問の構成は一般的な私立の国語の問題といえる。ただし問題の難易度は高く、正確に読めていなければ解けない問題が並ぶ。知識問題であっても知識として知っていれば解けるというものではなく、内容の理解を前提とするものが多いため、本文の主題を理解することを徹底しておこう。
現漢の融合問題は現代文の文章も読みづらいため、読み慣れていないと問題を解く以前で挫折する可能性がある。漢文自体は基礎ができていれば十分に対応できるので、基礎を仕上げたらこの傾向に慣れることを重視ておきたい。現漢融合とはいっても問題によっては古文の知識も必要なので、現古漢の融合問題と考えて対策しておこう。
早稲田大学社会科学部国語の基本情報
試験時間90分、配点75/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(随筆)2.現古漢融合問題
傾向
一見読めそうで以外と解けない問題が多く、始めて解く段階では印象と実際の点数が大きく開く学部といえる。制限時間の割に文章が長く、時間内に解き終わる練習が必要である。
現代文は主題についての理解を問う問題が多く、設問ごとに視点がずれてしまうと読み間違える可能性が高い。また、社会学部でありながら、人文系の出題も多く、文化構想や文学部の問題も読んでおき、慣れておきたい。
現古漢融合問題に関しては、古文と漢文の知識の完成が重要である。古文漢文単独で出題される文章比べると古文漢文は基礎と知識で対応がしやすい。文章自体が読みづらいものであり、知識問題もあるので、形式に合わせて対策が必要となる。融合問題自体に慣れるために、他学部の問題を解いておくことを心がけよう。
早稲田大学国際教養学部国語の基本情報
試験時間60分、配点50/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(随筆)2.現代文(小説)3.古文
傾向
英語に大きな比重がかかっている学部であるが、その分国語の難易度はそこまで高くない。ただし、文章の難易度がそれほど高くないというだけであって、設問の構成は知識が必要なものなどもあり、対策は必要。
現代文は、14年度は随筆と小説が出ているが、小説はあまり出ず、評論が出題されていることが多い。語句の意味や漢字など語彙力がないと答えられない問題が多く、読解以外の問題で落としてしまう場合には、こちらの対策を優先したほうがよい。意味もしっかり書いてある漢字問題集やキーワード集、辞書などを用いて補強していこう。読解は紛らわしいものも多いが、早稲田の過去問で他学部を含めて練習しておけば十分対応できる。話の流れを理解していないと解けない問題も多いので、全体の内容を理解することを心がけよう。
古文は、知識は確実に固めておきたい。助動詞、助詞、敬語などの基本的な文法はもちろん、識別や主語の特定など典型的な構成の問題が多いので、問題集や過去問で解きなれておこう。基本的な部分を確実にこなせれば十分に点数は取れるが、国際教養学部志望の受験生は古文をおろそかにしていることも多いので、基礎の段階で手を抜かずしっかり時間を割いてやっておこう。
早稲田大学文化構想学部国語の基本情報
試験時間90分、配点75/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(評論文)
2.現代文(評論文)
3.現古漢融合
傾向
全体的に文章の難易度が高いうえ、量も多い。読解問題が多いが、古文と漢文に関しては基礎知識も重要。まず過去問をこなすことで、この量を時間内に終えることを徹底させたほうがよい。文学部と傾向が似通っているため、文化構想の過去問をこなしたうえで文学部を仕上げに解いておくとよい。
現代文は、近大文語文が出題され、読みづらいという点が大きい。早稲田の過去問で対策はできるので、他学部の問題にも触れておきたい。文章内容そのものの難易度はそこまで高くないが、抜き出し問題の難易度が高く、文章の流れも意識することが必要。もう1つの現代文は選択肢が選びづらく、正解がはっきり決められない場合もあるので、消去法も活用し、答えを選べる技術を身に着けておきたい。
融合問題は、3つの文章をそれぞれ読む力がいるので、現代文、古文、漢文の文章に万遍なく触れておきたい。内容がそれぞれ関わっていることもあり、文章間を行ったり来たりして内容を保管していくとよい。すべてを完璧に読むのではなく、うまく文章同士を利用できるように過去問で練習をしておこう。
早稲田大学文学部国語の基本情報
試験時間90分、配点75/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(評論)
2.現代文(評論)
3.古文
4.漢文
傾向
かなり難易度が高く、文章量も多いため、早稲田の国語対策の中では後半にやっておきたい。他学部でも取れる問題をまず確実に取っていくことを心がけよう。
現代文は文章が長く、正誤問題など内容把握が必要な問題が出題される。抽象的な内容を扱っており、読み慣れておかないと理解できない可能性が高い。他学部と比べても内容がしっかり分かっていないと解けない問題が多く、早稲田の文章をできるだけこなし、早稲田の国語の読み方を徹底して鍛えておこう。
古文は、知識を確実に身に着けたうえで話の流れを追う練習を重ねておきたい。細かい訳以上に、どういった話なのかという概要の理解が重要となる。読み間違えても話が通ってしまうように読めてしまう、ややこしい文章なので、主語の把握や省略の捕捉は丁寧に行おう。文学史も出題されるので、仕上げにやっておくとよい。
漢文は、まずスラスラと読めるよう音読を練習しておきたい。基礎知識の習得が必須ではあるものの、他の文章と比べればかなり対策はしやすい。内容を正確につかむことと、句法を使いこなすことをセンターなどの文章から練習し、漢文を読むことに慣れておこう。問題として問われることは他の大学と大きく変わるわけではないので、完成度を上げていくことを意識しておきたい。
早稲田大学人間科学部国語の基本情報
試験時間90分、配点75/200
大問の構成(2014年度参考)
1.現代文(評論)
2.古漢融合
傾向
文章の難易度、傾向がつかみづらく、できるだけ多くの過去問に触れ、様々な文章に読み慣れていることが望ましい。現代文・古漢ともに知識問題も出るので、確実に対策しておきたい。
現代文は、文章自体は他学部と比べて難易度が高いというわけではないが、設問数が多く、紛らわしい選択肢があるため、時間内に読み終える練習ができていないと、悩んで時間切れになる可能性がある。まずは確実に解ききり、紛らわしいものは一端自力で解答をすることはあきらめ、正解を見たうえで解答の根拠を考えるようにすることで、判断基準を学んでおくとよい。
古漢の融合問題は、まず知識問題を確実に正解できるようにすることは必須である。入試の時間に対して、設問数が多いが、内容理解の設問はそこまで多くないので、知識問題を即答できるように仕上げておき、読解に時間を使えるようにしておこう。難易度自体が高いわけではないので、この段階までの参考書を確実に完璧にしておきたい。
早稲田文系学部共通 日本史対策
早稲田大学政治経済学部日本史の基本情報
試験時間60分、70/230点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述
5.選択・記述
傾向
大問5題の出題で、選択問題、記述問題、論述問題で構成されている。選択問題はマークシート方式を採用しており、語句選択問題と正誤判定問題がある。記述問題は歴史用語を書かせる形式となっている。選択問題と記述問題の比率はおよそ3対1である。
基本レベルの問題が中心となっている。大問1は古代史と中世史の史料問題が出題される。未見史料の読解を通して基本的な歴史知識を問う問題が多い。大問2は近世から出題され、江戸時代の総合問題といった傾向が強く、特に儒学の歴史については教科書レベルを超える知識も要求されることもある。
大問3~5は近現代史からの出題である。大問5は戦後史であり、ここの出来で合否が分かれるといっても過言ではない。近現代史を中心に学習することが重要である。また史料問題の対策を十分にしたい。
早稲田大学法学部日本史の基本情報
試験時間60分、40/150点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述
傾向
大問4題の出題で、選択問題と記述問題で構成されている。選択問題はマークシート方式を採用しており、語句選択問題と正誤判定問題、年代整序問題がある。記述問題は歴史用語を書かせる形式となっている。
選択問題と記述問題の比率はおよそ1対1である。
近現代史重視であり、配点が約5割ある。政治・外交・経済・社会・文化等幅広い範囲に目を配る必要がある。大問4題のうち1題は戦後史であり、ここの出来不出来が合否を左右しているといっても過言ではない。
近世・江戸時代の出題頻度が高い。社会経済史・外交史・政治史の学習を怠らないこと。また日朝関係史、琉球・沖縄史、アイヌ民族史が繰り返し出題されていることにも注目したい。学習の際には、参考書に加えて戦後史の概説書を入手することと、史料問題の対策をすることを心掛けたい。
早稲田大学教育学部文科系日本史の基本情報
試験時間60分、50/150点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述
5.選択・記述
傾向
大問5題の出題で、設問数は40問である。設問の約7割が選択問題である。
概ね教科書レベルの出題であるが、稀に悪問・奇問が含まれる。時代別にみると、古代・近世が約4割、近世が約3割を占めている。
近現代史、特にアジア・太平洋戦争期の学習を疎かにしてはならない。
分野別にみると、政治史はほぼすべての時代で出題されており、必ず史料問題が出題される。外交史や社会経済史では近世が重視されており、1990年代までの学習が必要である。
文化史は近世の学問・思想をしっかりと押さえておきたい。学習の際には、歴史事項を正確な漢字で書けるよう練習する必要がある。また、近現代史では歴史事項と例題内閣との関連を明確にしておこう。年代暗記の際には因果関係を意識したい。
早稲田大学商学部日本史の基本情報
試験時間60分、60/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・正誤
2.選択・正誤
3.選択
4.選択・記述
5.記述・論述
傾向
大問6題の出題で、解答個数は約70個である。時間的余裕はあまりないものと考えられる。選択問題の中には必ず正誤判定問題が含まれており、これが合否を左右するといっても過言ではない。
正誤判定問題と史料問題を多用することが早稲田大学商学部の特徴である。史料問題は未見史料も出題される。大問1~2は原始・古代・中世を対象にしていること、史料問題が必ず出題されていることが特徴である。大問3は近世を中心としたテーマ史が出題される。難易度が高いため注意が必要である。大問4~6は戦後史を含む近現代史で構成され、全体の約5~6割を占めている。論述問題も近現代史から出題される。学習の際には、教科書や用語集に加えて図版や史料、グラフを用いることを心掛けたい。
早稲田大学社会科学部日本史の基本情報
試験時間60分、40/130点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択
2.選択
3.選択
4.選択
5.選択
傾向
大問5題の出題で、解答個数は40個である。解答はすべてマーク形式で、正誤判定問題の出題が全体の約7割を占める。史料問題・正誤判定問題の出題が多いため、このような形式に慣れておく必要がある。
時代別にみると、すべての時代から出題されているが、戦後史が重視されていることに注意したい。分野別にみると、東アジア諸国との関係をテーマにした問題や文化史はほぼ毎年出題されている。
特に琉球・沖縄史やアイヌ民族史は頻出である。また史料問題が多いが、基本史料からの出題が多く、対策さえしていれば解ける問題である。
早稲田大学国際教養学部日本史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述・配列
傾向
大問4題の出題で、解答個数は40個である。マークシート法の選択式のほか、記述式の設問も出題されている。その他正誤文選択問題や配列問題、空所補充等標準的な出題である。史料問題では、日本文に加えて英文史料も出題される。
一部難問が含まれるが、全体として標準的な問題で、近年は易化傾向にある。時代別にみると、近代の出題が多い。古代・中世はテーマ史形式での出題が多い。分野別では、政治史と外交史の出題が多い。
日本と海外とのかかわりを重視しており、文化史などを問うにしても、外交史との関連を意識した問題が多い。例年大問4題中2~3題は史料問題である。学習の際には、教科書の学習に加えて資料や表、グラフの確認もしておくことが重要である。時代に注意した学習を心掛けたい。
早稲田大学文化構想学部日本史の基本情報
試験時間60分、40/130点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述・正誤
2.選択・記述・正誤
3.選択・記述・正誤
4.選択・記述・正誤
傾向
大問4題の出題で、解答個数は約40個である。
一部に難問が見られるものの、標準的なレベルの出題が大半を占める。時代別にみると、すべての時代から出題されており、通観的なテーマ史で構成されている。戦後史のウエイトは低いが、基本事項はしっかりと押さえておきたい。高得点を得るためには、文章の正誤判別問題での正答率を上げたい。学習の際には、教科書に加えて図版集や史料集をフル活用したい。
早稲田大学文学部日本史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.記述・選択・正誤
2.記述・選択・正誤
3.記述・選択・正誤
4.記述・選択・正誤
5.記述・正誤
6.記述・選択
傾向
大問6題、解答個数は約45個である。例年、記述・語句選択・文章判別の3パターンで構成される。論述問題は見られない。
一部に難問が見られるものの、他学部に比べれば標準的な問題が多いため、高得点を取らなければ合格は難しい。時代別では、原始時代から現代史まで幅広く出題され、万遍なく学習することが求められるが、前近代に比重が置かれている傾向にある。分野別では、政治・外交・社会と出題は多岐にわたり、特に文化史の出題が顕著である。絵画・建築物・彫刻などの内容や特徴を理解する必要がある。また他学部に比べて史料問題が少ないという特徴がある。学習の際には、教科書に加えて用語集、地図、写真を用いて学習し、歴史の縦と横のつながりを把握したい。
早稲田大学人間科学部日本史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.配列・選択
2.選択
3.選択
4.選択・配列
5.選択
傾向
大問5題、解答個数は約50~60個で、全問マークシート法による解答である。文章選択問題では答えが複数ある場合や該当するものがない場合も設定されていることがあるのも特徴である。
文章選択問題には細かいデータが含まれるために判別が難しい問題も多い。標準的な問題を落とさないことが重要である。すべての時代から幅広く出題されている。分野別では、政治・外交・経済・文化と各分野からの出題があり、苦手な分野を作らないことが重要である。テーマ史も出題される。史料問題の出題が多いため対策が必要である。学習の際には、教科書に加えて用語集や史料集を活用したい。
早稲田文系学部共通 世界史対策
早稲田大学政治経済学部世界史の基本情報
試験時間60分、70/230点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク問題
2.マーク問題
3.マーク問題
4.記述問題
※年度による変化あり
傾向
出題の特徴としては.マーク・選択式の問題と論述式の問題の併用である。近年は選択問題よりも正誤問題の方が圧倒的に多く出題されていて、この傾向は今後も続くのではないかと考えられる。選択問題よりも正誤問題の方が多くの受験生にとっては解きづらいと思うので、その点しっかりとした知識を手に入れておくことは重要である。
出題される内容としては、現代史が激増し、さらに、戦後史として、シリア情勢など現代の目が離せない状況が続いている西アジア諸国の動向を含めて確実におさえておくこと。
地域別に、アジアと西欧の比率をみると、アジアの比率の方が大きくなり、アジア史が要注意である。
論述問題については、大きなテーマに関する出題で字数が足りない場合と、書くべき内容が見つからずに字数が余ってしまう場合とがある。受験生にとっては対策が難しいが、基礎的な事項についての知識を確実にし、得点につなげたい。ただ決して難問ではないので、ここで得点で稼いでおきたい所である。
難易度としては、正誤問題に難問奇問があるものの、慌てずに取り組めば通常の学習の範囲内で正誤可能なものが多い。また論述問題も、単語の名称と年号だけ覚えていれば事足りるとする安易な勉強姿勢でなければ、決して難問ではないだろう。
早稲田大学法学部世界史の基本情報
試験時間60分、40/150点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク問題
2.マーク問題
3.マーク問題
4.マーク問題
5.論述問題
※年度による変化あり
傾向
法学部の世界史は、第1問から第4問まではマーク式解答で、第5問が200〜250字の論述問題となっており、例年変化は少ない。
出題される時代として、古代から現代まで万遍なく出題される場合が多いが、近年は近現代史の比重が大きくなっている。また、資料を用いた問題や地図を用いた問題も出題されるが、特別な対策は必要ないと思われる。心の準備だけしておいて欲しい。文化史については、近年増加傾向にあり、なおかつ、文化史の出題は、かなり細部にわたる知識を必要とする難問が多いので、要注意である。
法学部のもっとも特徴的な問題として、私学に珍しい長めの論述問題がある。出題される地域は、従来欧米史が中心であったが、近年はアジア史の出題も増加しており、幅広い地域への対応が求められる。時代としては、近現代史の出題が主であり、対策はしっかりしておきたいところである。
難易度としては、正誤問題は正確な知識や理解を必要とする設問が多く、細部にわたる学習が必要である。論述問題は、近現代史を中心に十分な知識をつけたうえで、きちんと「書く」訓練を行うことが重要である。実際に書いてみると、要素が不足していたり、流れが間違っていたりと気付けることも少なくないはずである。歴史を見る目を養うことが大切である。
早稲田大学教育学部文科系世界史の基本情報
試験時間60分、50/150点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク・記述問題
2.マーク・記述問題
3.マーク・記述問題
4.マーク・記述問題
※年度による変化あり
傾向
例年大問4題の小問が計50問である。
教育学部では、この数年間は第1問と第2問が欧米史、第3問と第4問がアジア史となっており、その傾向は変わらないと思われる
内容がやや長い時代や広い地域にわたるテーマ史での主題がされる。
具体的な出題分布としては、中国・朝鮮史はほぼ毎年出題されている。
北アジア・中央アジア史は、中国史や西アジア史、インド史との関連の出題やイスラーム史の中で扱われる場合が多い。地理的知識を問う設問も多く、それにも注意を払う必要がある。
ヨーロッパ史もテーマ別に毎年出題され、注意が必要である。
難しいと言われている早稲田大学の世界史の中では、教育学部も問題は易しい部類に入るだろう。それでも細かい知識を問うている設問もあるので、安易な取り組みをしないようにしたい。しかし難問は数的にはさほど多くない。できる問題を確実に正解することが重要である。
早大の場合、学部によって形式が毎年ほぼ踏襲されているので、過去問演習が有効である。なお、正解以外の選択肢の中にも過去、出題されたものや今後出題が予想されるものが見受けられる。注意しておくと良いだろう。
早稲田大学商学部世界史の基本情報
試験時間60分、60/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク問題
2.マーク問題
3.マーク問題
4、記述問題
※年度による変化あり
傾向
出題の特徴としては.マーク・選択式の問題と論述式の問題の併用である。近年は選択問題よりも正誤問題の方が圧倒的に多く出題されていて、この傾向は今後も続くのではないかと考えられる。選択問題よりも正誤問題の方が多くの受験生にとっては解きづらいと思うので、その点しっかりとした知識を手に入れておくことは重要である。
出題される内容としては、現代史が激増し、さらに、戦後史として、シリア情勢など現代の目が離せない状況が続いている西アジア諸国の動向を含めて確実におさえておくこと。
地域別に、アジアと西欧の比率をみると、アジアの比率の方が大きくなり、アジア史が要注意である。
論述問題については、大きなテーマに関する出題で字数が足りない場合と、書くべき内容が見つからずに字数が余ってしまう場合とがある。受験生にとっては対策が難しいが、基礎的な事項についての知識を確実にし、得点につなげたい。ただ決して難問ではないので、ここで得点で稼いでおきたい所である。
難易度としては、正誤問題に難問奇問があるものの、慌てずに取り組めば通常の学習の範囲内で正誤可能なものが多い。また論述問題も、単語の名称と年号だけ覚えていれば事足りるとする安易な勉強姿勢でなければ、決して難問ではないだろう。
早稲田大学社会科学部世界史の基本情報
試験時間60分、40/130点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク・記述問題
2.マーク・記述問題
3.マーク・記述問題
4.マーク・記述問題
※年度による変化あり
傾向
大問数は4問で、設問数は40前後。10年以降は正誤問題の割合が増加したが、この傾向は続くと予想される。
相変わらずの知識偏重の出題で、総じて難しい。特に『世界史B用語集』(山川出版社)での頻度が1〜2の知識を正誤判定問題として、しかも記述をほとんど変えず選択肢としている問題は受験生にとって判断が難しく、また山川用語集にはあいまいで少々怪しい記述もあるにも関わらず、それをそのまま問題に引用して、問題までも怪しくなっているものもある。
内容としては、ここ数年詳細な現代史を出題する傾向があり、文化史・社会史が聞かれることがあり、山川用語集で低頻度の用語の説明文をそのまま抜き出した問題が多く、こうした傾向に振り回され、基本的な問題を落としてしまうことに注意である。ただ例年社会科学部では現代史が文字通り「現代史(2000年以降)」まで出題されることが多いので、教科書をベースに、日頃から時事問題への関心を高め、政治・社会・経済の歴史的変遷とその背景・経緯・意義などを丁寧に理解するように努めよう。さらに近年の特徴として、政治史以外の比重が高く、経済・社会史が出題されることが増えており、注意が必要である。そして、受験生の盲点になりがちな地域の通史が出題されることも増え、文化史が減少するのに伴い、地域史が増加すると思われるので、対策をしておくことは有効であろう。
正誤問題は内容が細かく、余程、注意深く読まないと悉く出題者の術中に陥る。総じて教科書レベルの問題というのは数えるほどで、山川用語集でも低頻度の事項や解説部分にしか出てこないような事項を事細かに出題しており、歴史の因果関係というよりは、知識の有無で決まってしまう傾向にある。まずはしっかりと基本事項を整理したうえで、教科書をベースに政治・経済・社会の歴史的変遷とその背景・経緯・意義を深く理解することが、早大世界史の正誤問題への対策となる。過去問を解いていると不安になるかもしれないが、一つ一つの選択肢に惑わされすに解答して欲しい。
早稲田大学国際教養学部世界史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク・記述問題
2.マーク・記述問題
3.マーク・記述問題
4.マーク・記述問題
※年度による変化あり
傾向
マークシート方式を中心に、記述式との併用である。
大問は4題で、小問が45題前後。正誤選択、語句記述、語句選択が中心の設問である。
近年、英文を用いた史料問題が大問で出題され、また地図を使用するわけではないが、地図(地理)的知識の必要な設問も見られ、そういった知識、および年代把握は重要なポイントである。
出題内容としては、地域別には、西洋史関係では、西ヨーロッパ・北アメリカからの出題が多い。そのため、西欧・北米・ロシアを中心に、主要国は少し深く丁寧に、その上で東欧など幅広い地域にわたって満遍なく学習する事が肝要となる。東洋史関係では、西アジア(特にイスラーム化以降)と中国を主軸とする問題が重要である。例年西洋史に重点をおいた出題であったが、設問や選択肢の観点からみると、西洋史関係の大問中に東洋史関係の小問が見られたり、学習の手薄になりがちなラテンアメリカもふくまれることもある。
時代別には、西洋史・東洋史ともに、まず古代から現代まで幅広く問われてると考えるべきである。ただし、そのなかでは近代史の重視が特徴で、例年、少なくとも大問1、2題は近代史からの出題である。そのなかでも、差がつきやすい現代史は要注意と言えよう。
分野別では、政治史中心である、その際注意したいのは、2013年度大問4
「グローバリズムの時代」などのような国際関係史が目立ち、かつ難問も見られる点である。それゆえ、国際関係への対策は十分に行いたい。なお、文化史は大問としての出題がほとんどないが、選択レベルでは文化史関連の内容も見られ、文化史の知識が解答に至るポイントとなっている場合もあるから、決して軽視は出来ない。
標準的な問題と難易度の高い問題の併存が特徴といえる。特に誤文(正文)選択の選択肢が例年、難易度の高い内容が含まれているが、誤文選択は教科書(時には用語集)の記述をベースに作成されている場合が多い。よって、基本的には、難度の高い成文に惑わされず、誤文を見抜く力を養い、応用力を手に入れることで攻略は可能である。
早稲田大学文化構想学部世界史の基本情報
試験時間60分、40/130点
大問の構成(2014年度参考)
1.選択・記述・正誤
2.選択・記述・正誤
3.選択・記述・正誤
4.選択・記述・正誤
傾向
マークシート方式を中心に、記述式との併用である。
大問は4題で、小問が45題前後。正誤選択、語句記述、語句選択が中心の設問である。
近年、英文を用いた史料問題が大問で出題され、また地図を使用するわけではないが、地図(地理)的知識の必要な設問も見られ、そういった知識、および年代把握は重要なポイントである。
出題内容としては、地域別には、西洋史関係では、西ヨーロッパ・北アメリカからの出題が多い。そのため、西欧・北米・ロシアを中心に、主要国は少し深く丁寧に、その上で東欧など幅広い地域にわたって満遍なく学習する事が肝要となる。東洋史関係では、西アジア(特にイスラーム化以降)と中国を主軸とする問題が重要である。例年西洋史に重点をおいた出題であったが、設問や選択肢の観点からみると、西洋史関係の大問中に東洋史関係の小問が見られたり、学習の手薄になりがちなラテンアメリカもふくまれることもある。
時代別には、西洋史・東洋史ともに、まず古代から現代まで幅広く問われてると考えるべきである。ただし、そのなかでは近代史の重視が特徴で、例年、少なくとも大問1、2題は近代史からの出題である。そのなかでも、差がつきやすい現代史は要注意と言えよう。
分野別では、政治史中心である、その際注意したいのは、2013年度大問4
「グローバリズムの時代」などのような国際関係史が目立ち、かつ難問も見られる点である。それゆえ、国際関係への対策は十分に行いたい。なお、文化史は大問としての出題がほとんどないが、選択レベルでは文化史関連の内容も見られ、文化史の知識が解答に至るポイントとなっている場合もあるから、決して軽視は出来ない。
標準的な問題と難易度の高い問題の併存が特徴といえる。特に誤文(正文)選択の選択肢が例年、難易度の高い内容が含まれているが、誤文選択は教科書(時には用語集)の記述をベースに作成されている場合が多い。よって、基本的には、難度の高い成文に惑わされず、誤文を見抜く力を養い、応用力を手に入れることで攻略は可能である。
早稲田大学文学部日本史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク・記述問題
2.マーク・記述問題
3.マーク・記述問題
4.マーク・記述問題
5.マーク・記述問題
6.マーク・記述問題
7.マーク・記述問題
8.マーク・記述問題
※年度による変化あり
傾向
文学部の世界史は、古代から現代まで幅広く、基礎的な事項を問うもので、難問が少なく、教科書レベルで高得点が可能である。そうであるがゆえに、ハイレベルな戦いとなり、小さなミスが致命的となるので、注意が必要である。
内容としては、大問が多いため、出題される分野、時代が多岐にわたり、バランスを重視しているかのように思えるが、一方で2年続けて同じ解答を求めるということもある。全時代、全地域を網羅的に学習するとともに、過去問演習は必ず行って欲しい。
難易度としては、例年、基礎的事項が問われ、学部側の基礎的な事項をきちんと身につけることが出来ているかという意図が感じられる。だからこそ、きちんと基礎的事項を押さえておくべきであり、ケアレスミスはなくさなければならない。
問題の特徴として、図版・地図問題が出ることが挙げられる。著名な絵画や建造物からの出題が多いが、それゆえに資料集などを活用した学習が必要である。また、30字程度の論述問題が出題されることが多く、要求された事柄を過不足なく制限字数内に収めるためにも、日頃から論述対策は行って欲しい。出題者の意図を読み取り、必要な要素はなにか、取捨選択する訓練を行い、本番に備え、その積み重ねが確実な得点へとつながるであろう。
早稲田大学人間科学部日本史の基本情報
試験時間60分、50/200点
大問の構成(2014年度参考)
1.マーク問題
2.マーク問題
3.マーク問題
4.マーク問題
5.マーク問題
※年度による変化あり
傾向
全問マークシート方式。基本的に空所補充問題と正文・誤文選択問題で構成されており、正誤問題が目立つ。この他、年代配列問題、事項の組み合わせなどが出題されており、注意が必要である。
出題内容としては、地域別に見てみると、例年西洋史がやや多く、3題出題されているが、各年度ともかなり広い範囲から出題されており、西洋史の他は、中国史などが頻出の地域である。
時代別では、偏りがなく、満遍なく出題されている印象で、学部の特性からしても先史問題は要注意である。
分野別としては、従来政治史・外交史が中心で、小問レベルでは文化史や宗教史、経済史などが含まれていることが多かったが、近年は民族移動をテーマとした出題も見られ、民族史に関しても注意を怠らないようにしたい。
難易度的には、例年、正文・誤文選択問題の一部の選択肢に用語集の説明文レベルの内容があり、受験生にとって負担の大きい配列式もあることから、全体的に高難度の問題となっている。また、幅広い地域から問われ、戦後史まで含めた近現代史が重視されていることも難度を高める一因となっており、入念な準備が必要である。
早稲田文系学部共通 政経対策
早稲田大学政治経済学部の基本情報
試験時間60分 配点70/230
大問の構成(2014年度参考)
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
選択・記述形式の併用による解答が大半で、その割合もおおよそ1:1となっており、受験生にとっては、比較的解答のしやすい構成となっている。
09年以降は、標準的な設問の割合が増え、受験生が取り組みやすい内容となっている。また、時事問題の出題ウエイトが高く、大問の中に時事的知識を必要とする設問が部分的に組み込まれるというパターンが多い。近年は身近なテーマを中心とした出題が目立ち、早稲田大学の他学部と同様に、時事問題を出題する傾向は今後一層強まると考えられる。
政治分野の出題に関しては、憲法の知識はもちろん必須であるが、憲法を直接問うのではなく、他の分野と関連させた設問もありうる。いずれにせよ、日本国憲法の前文や主要条文は完全にマスターしておくことが必要である。大日本国帝国憲法(明治憲法)との比較が重要である。明治期における日本の政治の特徴やヨーロッパから導入した政治思想、早稲田大学創立者の大隈重信を中心にした政党や思想家などにも注意を要する。
社会契約論を中心としてその前後の主要な政治思想、および民主政治の発展の歴史条件などについても正確で総合的な理解が要求される。特に政治思想史は、かなり高度な知識が求められた年度もあった。
さらに必須といえるのは、主要国の統治機構に関する細かい知識である。アメリカ・イギリス・フランス・ドイツなどの統治機構に関する細かい問題が出題されたこともあり、マークすべきである。選挙制度に関する問題もよく出題されるのできちんと整理しておこう。さらに、近年では、世界の政治の流れが急速に変化していることから、時事問題への関心の有無も問われている。したがって、新聞を毎日読む週間も必要である。日頃から新聞に目を通しているか否かで、知識量が大きく違ってくる。毎日10分間でも新聞を読む週間をつけてもらいたい。
経済理論の問題は、市場機構(ミクロ経済学)に関するものとマクロ経済学に関する出題の2種類が代表的である。かつては基本用語を空欄に入れる形式の問題が頻出だったが、近年は、現実の経済現象と経済理論を結びつけて、経済的な思考力を問う問題も見られる。日本経済に関しては、第二次世界大戦後の経済史も出題されるが、時事的な問題の理論的側面の理解も要求される。また、日本の経済成長の要因とそこから派生する問題に関する出題も頻出である。
早稲田大学法学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点40/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
配点40に対応して、大問が4、解答数が40前後というパターンが定着している。出題方式は、選択式・記述式・論述式というスタンダードな出題形式である。
内容は、教科書レベルの基本事項を問う問題を中心に、政治経済の広い範囲からバランスよく出題されている。
早稲田大学の法学部といえば、私立大学の最難関学部のひとつであり、レベルの高い難問の出題もされてきたが、近年は易化し、基本的知識を問う問題は落とせないと思ってもらいたい。また、受験生の思考力や文章力を試す問題が増えているので、過去問の演習などにより、問題の傾向をつかむことが大切である。
一問一問の配点は、40点に対して40問なので、難問もそうでない問題もたいして変わらない可能性があるので、解答の際には、時間のかかる難問は後に回して、まずは基本問題を着実に解き、得点に結びつけるべきである。
出題の特徴として、政治分野からの出題が多い傾向にあるが、経済分野中心の場合もあるので、注意しなければいけない。また「現代社会」で学習するような社会学的なテーマを題材にして出題されることがある。
そして、最も特徴的なのが、論述問題がほぼ毎年出題されているということである。これは、政治・経済の理論の理解力や読解力があるか、問題点を見つける思考力があるか問うタイプのものが多い。
これに通じる設問がすくなくないのも特徴の一つである。教科書レベルの知識を問う基本問題のほか、柔軟な応用力や論理的な思考力を問う設問が増えている。また、近年の時事的な動向を踏まえた設問が少なくなく、社会的出来事について広く出題されている。過去問の演習などで、その傾向になれていないと得点する事が難しいので、要注意である。
早稲田大学教育学部文科系政治経済の基本情報
試験時間60分、配点50/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
近年の出題は、語句や国名を選択させる問題が中心となっており、文章を選択させる問題が少ない上、論述形式の問題が出題されていないため、60分の試験時間内に十分解答出来るものと考えられる。
設問の出題形式は、例年、記述式の空欄補充問題が中心である。例年、政治・経済の各分野からバランスよく出題されており、13年度も政治分野が2題、経済分野が2題であった。近年の出題の内容上の特徴を見ると、やや難解な語句、現代史の理解が必要な内容、時事的な設問などもいくつか見受けられたが、全体としては基本事項に関する設問が中心である。
政治分野では、日本国憲法の正確な理解を問う問題や、重要な歴史的文書に関する出題が近年は少なくなかったが、同時多発テロ以降時事的な出題が増えている。時事的な関心の有無によって得点の差がつく問題であった。
経済分野では、経済理論からの出題が多い。毎年コンスタントに出題されている。また、国際経済からの出題も少なくなく、経済分野の正確な理解が求められている。先に述べたように、日本史・世界史の近現代史に近い細かな知識が出題されることもある。20世紀前半の経済史についての知識を問うている。
早稲田大学の他学部と同様、時事的知識も頻繁に問われている。近年の日本と世界の政治の動向が出題され、日本の政治に重点を写しながらもこの傾向は継続している。従来の出題をみると、国際政治に関する難問が多い。その他の分野では、標準的なレベルの出題が少なくないが、時事的知識が多く出題されるため、難易度の高い設問もある。
早稲田大学商学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点60/200
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
通常は大問4問の構成で設問総数は60前後。一問一答形式の設問がほとんどで、かなり要領よく解かないと時間不足になる可能性がある。日頃から数多くの問題演習をこなして、解答時間の関する訓練が必要である。
出題パターンとしては、私立大の入試もんだいとしては。ごくオーソドックスな形式で、これからも大きく変わる事はないだろう。
出題の特徴としては、「誰にでも解けるような問題」と「誰にも解けそうもない問題」の両方が含まれ、設問によって難易度の幅がきわめて大きい。過去の問題をみると、空欄補充形式の設問は難易度が低く、五肢択一形式の選択問題の設問は難易度が高いという傾向がはっきり分かる。
出題範囲は、多岐にわたり、政治・経済で学習すべきすべての範囲を満遍なく網羅しているといえる。特徴として、毎年時事的な内容を含む問題が出題されている点である。時事的な要素を絡めた出題を好むのは早稲田大学全体に言える事だが、このような知識は一般の教科書・参考書からの学習だけでは獲得することは難しく、日頃から時事問題に関心を持つことを意識してほしい。
早稲田大学社会科学部政治経済の基本情報
試験時間60分、配点40/130
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.政治問題
2.政治問題
3.経済問題
4.経済問題
※年度による変化あり
傾向
大問4問、設問総数40問というのが基本パターンである。60分の試験時間内で無理なく解ける問題量である。全問が選択(マーク)式になった。
2009年度以前も含め、本学部の問題は標準レベルの設問が中心となっているが、設問によって難易度に差があり、ほとんどの受験生が解けそうな教科書レベルの設問が多く出される一方、多くの受験生が学んでいないであろう高度な知識を要求する問題も毎年出題されている。また、正解を一つに限定出来ない問題や、選択肢を2つ選ぶべきところ、該当する選択肢が一つしかない問題が毎年のように見られる。2000年度以降の大問4問の構成は、政治分野を中心にしながら経済分野の設問を取り込んだ問題も見られ、政経の履修範囲からほぼ満遍なく出題されており、このうち国際分野(国際政治、国際経済)は毎年のように出題されている。
特徴として、第一に、最近の時事的動向を踏まえた問題がよく出題されている。これは早稲田大学の他学部にも共通する傾向である。第二に、最新の統計データを問う問題が頻出である。第三に、政治。経済の出来事の年代把握を問う問題が目立つ。この他にも年代的な知識を求める問題がよく出されている。
教科書、参考書をしっかり学習し、内容を確実にマスターすることが大切である。本学部の問題は、基本〜標準レベルの知識を習得していれば解ける問題が大半であり、そのような問題でいかに着実に得点を重ねるかが合格のポイントになる。
時事問題についても十分な対策を講じる必要がある。これについては、日頃から新聞を読む習慣をつけ、社会の動向に問題意識を持つことが大切である。
早稲田大学人間科学部日本史の基本情報
試験時間60分、配点50/150
大問の構成(2014年度参考)
筆記 ※年度による変化あり
傾向
全問マークシート方式。
政治分野としては地方自治の分野でかなり細かい知識が問われるものも見られた。こうした分野以外では、憲法問題や各国の政治機構の比較などについて出題が予想されるので、十分な対策が必要である。地理的な知識が必要とされるものも多い。さらに、国際組織の本部所在地や地域的な経済組織の加盟国などについてもよく出題されている。
経済分野では、高校の学習範囲を超える出題も見られる。経済分野では、かなり細かな専門用語や人名などが出題されているのが特徴的である。
さらに、労働。社会保障など国民福祉に関する問題では現代の関連法規の内容はもとより、非正規雇用などの労働問題、少子化高齢化の現状とその対策なども取り上げられている。
それでも他大学と比較すれば、総合的には「やや難」のレベルと思われる。教科書レベルの基礎的な知識を確実に身につけるだけでなく、日頃からのテーマを決めた主体的な学習姿勢が問われる。