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慶応大学文学部対策 【小論文】 2009 ~大学受験・逆転合格の武田塾三軒茶屋校 予備校  塾

こんにちは!

日本初!「授業をしない」塾の、武田塾三軒茶屋校です!

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慶応義塾大学文学部の小論文は、形式はオーソドックスですが、課題文の内容は多少難しめです。

内容をきっちりと理解するには、それなりの知識が必要とされます。

課題文をしっかりと読み取ることができるようになることを目標に勉強していきましょう!

ただ、課題文を自分で読んでいっただけでは、どういった知識が自分には不足しているのか?というところがわかりづらいと思います。

そういった場合には、専門家のアドバイスを受けるとか、小論文のネタ本を読んで、知識を入れてからまた読み直してみると、また違った小論文が書けるかと思います。

では、2009年の問題について書いていきたいと思います。ただ、最後のほうはちょっとぐだぐだになっておりますので、大目に見てください(笑)。

2009年の課題文は、演出論ですね。

作者は栗山民也で、「演出家の仕事」(岩波新書、2007)からの出典です。

舞台演出家で、紫綬褒章受章しています。すごいですね。

最近では、「デスノート」のミュージカルの演出を手掛けています。

「演出家の仕事」は7章からなっていて、課題文となっているのは、このうちの第一章の1部分です。小論文の課題文として取る場合、第一章から取ることが結構多いのです。というのも、後半に行くほど、それまで書いてきたことを前提とした話になるので、抜粋しにくくなるんですよね。余談ですが。

この本はもともと、栗山氏が自分の演出家としての仕事をどうやってきたかについての内容になっています。個人的な感想を書いているともいえるでしょうが、結構哲学的な内容も含んでいます、読みようによっては。

この本を全部読んでから、課題文を読み直すと、結構印象が変わります。たぶん、全然違う答案になるのではないでしょうか?ただ、だからといって、「この本を読んでくださいね」というわけではありません。ま、読んでもいいのですが、当然ながら入試としては、引用元を読んでいることを前提として出題しているわけではないので、与えられた文章だけでどう料理していくかを考えていくことが大切です。

ただし、引用元を読まなくてもいいと言ったことと矛盾するように見えるかもしれませんが、課題文を読み解く上で、ある程度の知識は必要となります。その知識は、他の受験生に差をつけられない程度に身に付けておきましょう。具体的には、小論文のネタ本を読んでおいてください。

それでは、課題文の分析に入ります。

おそらく、出題者の狙いとしては、コミュニケーション論を敷衍して書いて欲しいというところだと思います。

一般的に、コミュニケーションとは、他者への情報の伝達、すなわち、自己と他者の間の情報の移動として理解されています。課題文では、「聞くことが大切」と言ってますよね。自分が一所懸命考えていくことではなく、相手をよく見て、その言い分やら何やらを聞くことが大切と言ってるわけです。

コミュニケーションの基本は、自分から他者に情報を投げかけて、それに対して他者が反応して、それを取り込んで咀嚼した上で、さらに発展させたものをまた他者に投げ返すといったキャッチボールを繰り返すところにあり、そうして発展していくものです。

コミュニケーションをする上では、自分と他者が最低限必要です。近代より以前のキリスト教社会では「神の前の平等」という考え方から、自他の境界はあいまいでした。しかし、近代になって、いわゆる「近代的自我」というものが芽生え、デカルト君なんかが「方法的懐疑」とか言ったものだから、「人間って結構いけるんじゃね?」と勘違いした人々がいろいろとむちゃなことをやらかすわけです。「そうはいっても、人間の認識能力なんて大したことないよ」と誰かが言っても聞き耳持たずでした。で、やはり、近代に発生した様々な、人間万歳的な考え方は様々なひずみを社会にもたらしたわけです。

そのあたりの歴史の流れが、この文章には表れているように出題者には見えたんじゃないかな?と思うわけです。

「人間って実はすごいんだよ!」というのを信じてしまった近代人が、好き勝手やる(=物言う術)んだけど、うまくいかないことがだんだん出てきて、「実はもっとまわりを見たほうがいいんじゃないの?」と思い始めて、周りを見るようになった(=相手の言葉を聞くこと)。そして、見ただけではなく、今度は一緒に考えて行動しだした(=アンサンブル)、みたいな。

では、どう書いたらいいの?に対してですが、問題では「聞く力とアンサンブルの関係」について聞かれているので、まず前提として、個人の力は大したこと無い、というところを書き、どうやったら大したことができるのかな?というのを考えてみたら、他者だったり自然だったりをよく見ていいところを取り込むことなのかも!と続けてみて、その後で他者を見て発見した新しいことを他者と共同でやってみると大したことができるかも!!的な内容で締めるという流れをひとつの案として提示しておきます。

出題者が聞きたい答えは、おそらく「・・・関係は、近代の乗り越える方法となりうるものです!」だったりして、と勝手に妄想しております。

あまり参考にならない妄言となってしまいました。

実は、もっとちゃんとした対策があります!答えは↓下の動画をご覧ください!!

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2009年限定では有りませんが、慶応義塾大学の小論文の対策の動画です!

参考にしてください!

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