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小論文の書き方、文字数の調整方法!

授業をしない塾、武田塾三軒茶屋校です!

今回は小論文について、ざっくりお話ししたいと思います。

受験生の中には悲劇的な事実として、小論文が入試に必要な方々がいると思います。さらにその中には全くのお手上げ状態の方もいらっしゃるのではないでしょうか?腕を上げたまま疲れている方中心にこの記事をおススメします。とりあえず腕を下ろして書き始めましょう。

◆小論文に最も必要なものは?

それは客観性です。

感想文やらなにやらを今までの人生で書かなかった受験生はそうはいないでしょう。それらは自分を中心に書いたのではないですか?自分の経験、思った事、etc……。

それではいけないのです。社会的視点が欲しいのです。腐っても「論文」なのです。

◆実は客観性をもたせることは簡単にできる

さて、すでに小論文は難しいものだし、論文は腐らないからこのページから飛ぼうと思っている人もいるでしょう。しかし、その必要は微塵もありません。実は小論文とは簡単なものなのです。作文よりもずっと。(個人差があります)

例をあげましょう。

「パソコンでの文書作成はどのような展望が考えられるでしょうか?」

作文:私は、今はまだまだ手書きで文章を書くことが多いが、今後は文章を書く機会が増えると思うので、パソコンで文書作成をするようになるだろう。

小論文:一般社会において、今はまだまだ手書きで文書を書くことが多いが、今後は文章を書く機会が増えると考えられるので、パソコンで文書作成をするようになるだろう。

お判りいただけただろうか?そう主語が違うだけなのです。主語を社会や一般といった広いものにしてあげる。

さらに、「思う」のでは無くて、「考える」。これである程度の客観性は担保されています。

さらに客観性を示すためには、文書作成に手書きが用いられる証拠、文書を書く機会が増える証拠を提出するといいでしょう。

そんな証拠出せないよ!とお思いの方もいるでしょう。

安心してください。書いてますよ!設問に。大体は。

​​

書いていない場合は諦めてください。

そこに関しては持ってる知識で勝負するしかありません。

その持っている知識を増やすためには各種「小論文のネタ本」を読むことが最も近道でしょう。あるいは日ごろから新聞やワイドショーでないニュース番組を見ていくこと効果的と個人的には思います。(個人的に思った事なのでこれは作文です。)

ここまで読んで「短い文だからでしょ?文章が難しいんだよ」とふてくされている方もいるでしょう。

ですので、ごくごく簡単な文章の書き方をお教えしましょう。

◆小論文の書き方の基本

序論と本論と結論があればよいのです。それだけです。先ほどの例文を用いると。

序論 一般社会において、今はまだまだ手書きで文書を書くことが多い。

本論 文書を書く機会は増える。

結論 パソコンで文書を書くようになる。

以上です。あとはこれをどんどん引き延ばしていくだけであっという間に小論文の完成です!

(※ちゃんとした小論の書き方が書かれた参考書で勉強、実践を必ずしてくださいね!)

出来上がったものがこちらに…としたいところですが、その引き延ばし方を知りたいですよね?

◆小論文の文章の膨らませ方、延ばし方

ここから先は引き延ばし方法をご紹介しましょう。

①助詞や助動詞で少しだけ字数を稼ぐ

まず、最も姑息な手段からご紹介します。

それは、助詞や助動詞を付け加えることです。

元の文 一般社会において、今はまだまだ手書きで文書を書くことが多い。

姑息  一般の社会においては、今はまだまだ手書きでの文書を書くことが多い。

簡単ですがあまり稼げないことが問題ですね。また助詞を変えすぎると文意が変わってしまいます。気を付けましょう。あと少しの調整で文字数が足りるときに便利です。

②語尾を変えてまあまあ字数を稼ぐ

次は、語尾を変えます。これも姑息ですね。

元の文 一般の社会においては、今はまだまだ手書きでの文書を書くことが多い。

姑息  一般の社会においては、今はまだまだ手書きでの文書を書くことが多いと考えられる。

姑息2 一般の社会においては、今はまだまだ手書きでの文書を書くことが多いと言えるだろう。

伝家の宝刀「と考えられる。」です。多用は厳禁ですが、ところどころに挿入すれば許されます。

「と言えるだろう。」と併用することで効果が上がります。

③語句を挿入してそこそこ字数を稼ぐ

さすがに次は少し難しいです。それは語句の挿入です。

元の文 一般の   社会においては、     今は       

姑息  世間一般の 現代社会の潮流においては、今現在のところは 

非常に文字数を稼げる一方で語彙力がそのまま問われることとなるでしょう。常日頃から新聞や、やや難しい新書を読むことで語彙力は増えていきます。それが出来ないというのなら諦めましょう。

④言葉の言い換えでしっかり字数を稼ぐ

最後により難しい技法、それは言い換えです。

元の文 まだまだ   手書きでの 文書を書くことが 多いと言えるだろう。

姑息  遅々として、 手書きでの 文字が中心の資料の作成は 普及しているとは言えない状況と言えるだろう。

もはや別の文と言っても過言ではありませんが、文意は変わってないことが分かりますね?変わってないですよね?

さらに深い語彙力を要しますし、正確に用法を知っていなければならない。さらに語彙の入っている引き出しを素早く開かなければいけない。つらい。つらいですよね。諦めてください。

では、姑息な手段で出来上がった文章をなんとなく比べてみましょう。

元の文 一般社会において、今はまだまだ手書きで文書を書くことが多い。(28文字)

姑息  世間一般の現代社会の潮流においては、今現在のところは遅々として、手書きでの文字が中心の資料の作成は普及しているとは言えない状況と言えるだろう。(68文字)

なんということでしょう。倍以上の文字数を稼ぐことが出来ました。こうやって文字数を稼ぐのです。これは普通の論述でも言えることです。

逆に文字数がオーバーしてしまったら逆のことをすればいいのです。無駄な助詞を外す。語尾を短くする。挿入されてる無駄な語句を抜く。言い換える。それだけです。

ちなみに、余談となりますが、このブログも引き延ばし引き延ばし、丁寧に丁寧に文章が書かれてしまっているために文字数に比べて非常に薄味な内容になっていると考えられます。諦めてください。

さて、引き延ばしって一文だけじゃん!二文め三文めが作れないんじゃ!と怒り心頭、怒髪天を衝く方もいらっしゃることでしょう。

それではいよいよこれから文章の肉付けについてお話しします。ダイエットしてる方にはなんとなく申し訳ない話題ですね。

それでは肉付けについては、以下次号。

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